ファイナルでは男子6名,女子6名しか参加していないので,セミファイナルに焦点を当てて調べました。
リードと違って一瞬しか靴が映らず,画質も悪く,また参加選手がとても多かったので調査は難航…根気との戦いでした。
まずは女子20名から。
「追記」は,課題によって使い分けていた靴。 |
続いて男子20名。国籍は日本が最多!
リードもこんな感じで沢山の日本人選手に活躍してほしいのですが,日本のジムの低い壁では,世界の高い壁では通用しないのでしょうか。
このクラスの選手であれば,スポンサーがついているケースが多いと思います。一流選手が各メーカーで選ぶ,最善のシューズという見方をしていいでしょう。
まず,男女合わせたメーカー順位から発表!
1位 スカルパ 13名
2位 スポルティバ 11名
3位 ファイブテン 9名
40名中33名が三大メーカーに集中しています。当然の結果か?
続いて,最も使われているシューズ,男女別順位を発表します!
まずは,男子から。
1位 5名 スカルパ ドラゴ
2位 3名 スポルティバ ソリューション
2位 3名 スポルティバ スクワマ
2位 3名 ファイブテン ハイアングル
男子でハイアングルを履いているのは,日本人選手のみでした。ちなみに,今回,予選落ちしている「楢崎智亜」選手も履いています。
続いて,女子の順位を発表します!
1位 4名 スカルパ ドラゴ
2位 3名 スポルティバ パイソン
3位 2名 ファイブテン ハイアングルws
3位 2名 ファイブテン ブラックウィングws
3位 2名 スカルパ インスティンクトVSR
ここでも,スカルパ「ドラゴ」が1位でした。こうなることは予想できていました。男女総合1位のスカルパ「ドラゴ」は,現段階でのインドアボルダー最強シューズなのかもしれません。
日本での女子選手に人気のシューズ,スポルティバ「ソリューション」を履いている女子選手がゼロ!これには驚きました。
昨今のワールドカップの課題を見ていると,のっぺりとしたホールドが多いため,スメアリング性能だけでなく,トゥフック・ヒールフック性能の高い靴が選ばれているものと思われます。
スクアドラのホールド。手が大きい方が有利。 |
最近主流の,のっぺりとした大きなホールドを,親指を使ってパーミングで登るクライミングは,外でのクライミングと乖離してきているように思うのは自分だけでしょうか。
話は変わり,次号のロック&スノーはホールド特集だとか…。登れない人間のたわごとではありますが,インドア志向の益々強くなる(これでいいのか?),今後のクライミング界の動向にも注目していきたいですね。
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