クライミングに必要な体を作り上げるためには,成長ホルモンの存在が欠かせません。
しかしながら,20代から成長ホルモンの分泌量は年齢と共に著しく減少してしまいます。
成人成長ホルモン分泌不全症情報サイトより |
私のように30代からクライミングを始めたクライマーの成長ホルモン分泌量は,10代に比べて3割程度しかありません。
10代のクライマーは毎日のようにクライミングをすることが出来ます。成長ホルモンには疲労感の解消や,やる気・集中量の増加にも影響するそうです。
さて,この成長ホルモンを増やすにはどうすれば良いのか。成長ホルモンを注射するのはドーピングになるので,それ以外の方法を調べてみました。
(1) 睡眠の質改善
ご存じの通り,成長ホルモンが最も分泌されるのは睡眠してから「3時間前後」といわれています。熟睡するためには,マグネシウムなどのサプリメント摂取も効果があるそうです。マットレスや枕など,自分に合ったベッドの環境を作り上げることも重要でしょう。
(2) 食事
成長ホルモンはタンパク質から合成されます。バランスのいい食事を摂るのはもちろん,アスリートであれば ,一日あたり <体重 × 2~3倍> のタンパク質を摂取するとよいようです。
(3) サプリメント
アミノ酸の一種である「アルギニン」を摂取することで,成長ホルモンの分泌量が増加した,という研究結果が数多く報告されています。
(4) 飲酒を控える
成長ホルモンを分泌する成分は肝臓でつくられます。肝臓にダメージを与える飲酒は,成長ホルモンにとって大敵です。飲酒はほどほどに・・・。
色々と方法はありますが,私のような30代中頃の人間が,10代の成長ホルモン分泌量に打ち勝つのは不可能です。
私は20代までは55キロでしたが,今は62キロです。油断をするとすぐに65キロあたりになるでしょう。代謝の維持についても成長ホルモンが重要な役割を果たします。
クライミングは生涯スポーツですので,年齢と相談しながら,楽しく末永く練習していきたいと思います。
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