ロック&スノー73号のテーマが「オールラウンダー」。
私は10年ほど縦走登山をやり,その後アルパインに目覚めました。
そして,アルパインで高難度を登るため,フリーを始めることに。
アルパインクライマーだからフリーは出来ない,というのは自分の中で納得がいかず,12を目指して練習してきました。
オールラウンダーになりたい,という思いは昔からありました。
そこで,少しでもオールラウンダーに近づけたのか,自己紹介も兼ねて,過去の山の記録を引っ張ってきました。
まずはアルパインに目覚めたっきかけ,マッターホルンから。
無事に登頂。これがアルパインへの原点。 |
その後,1月1日の富士登山。
経験したことのない強風と低温,そして滑落による骨折 |
伯耆大山北壁登攀&縦走。
背後のナイフリッジにびびった |
4月の奥穂。
吹雪で視界が悪かった |
5月の前穂北尾根 ソロ。滑落と雪崩の恐怖。3回くらい死んでもおかしくなかった。
写真中央やや右下の点がシュット君。 |
八ヶ岳東面。
御在所岳でのミックスクライミング。
八ヶ岳主稜。
寒くてまつ毛が凍り付き,目が開けられないほどに |
宝剣岳。
ホワイトアウトと強風に苦しんだ |
そして,錫杖岳。ここから本格的なアルパインの世界へ。
本格的なラッセルを経験 |
落ちたら死ぬかもしれない,という恐怖と戦った思い出。
御在所岳での冬季初登ルート。
岳人に掲載されました。 |
そして,アルパインと言えば滝谷。
悪天候の中突っ込んだ思い出。 |
そして,雪彦山での16時間3山継続。
深夜12時からクライミングスタート。 |
錫杖岳の美しさに,またまた帰ってきました。
左方カンテではグラウンドフォール寸前に。
そして,ウィンタークライマーズミーティングへ参加。
ガチャガチャという新しいルートができた。
核心のワイドクラック |
錫杖岳の冬季初登ルート。
取り付きから1P目終了点までプロテクションが取れなかった。
約90度の傾斜で15mのランナウト。死を覚悟した。 |
そして,穴毛谷での冬季初登ルート。テントなど全装備を背負うのは当たり前。
雪崩の恐怖で死を覚悟した。 |
大したことをやってきたわけではありませんが,すべてを書き切れず,特に印象が残っているものだけを挙げました。
フリークライミングでは,RP5.13A,OS5.12A,ボルダー初段に加えて,5.12Aへのフリーソロ挑戦などをやってきました。(2016年9月8日現在)
山をやっていると,知人で命を落とす方や,大怪我をされる方がありました。
その都度,やるせない思いになります。
「オールラウンダー」というのは,生と死の狭間で生き抜くことなんだろうな,と感じています。
これからどういったクライマーを目指すのか,分岐点に差し掛かっているのかもしれません…。
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