2017年2月28日火曜日

ポンピング

クライミングをしている最中にフォールをした場合,最終プロテクションまでどうやって戻るとよいのか。

傾斜が緩くて壁に手や足がつく箇所では,クライマーとは反対側のロープをもって登り返したり,ホールドを持って登り返したりします。

問題となるのは,傾斜がきつい壁やルーフ壁などで,宙づりになってしまうケースです。この場合,クライマーと反対側のロープやホールドを持つことはできません。

傾斜がきついと宙づりなるケースがある。

*写真は,「イラスト・クライミング」阿部亮樹,東京新聞より引用

そのようなときに,「ポンピング」という技術を使います。

「ポンピング」とは,ビレイヤーがロープに体重をしっかりかけた状態で,クライマーが自分のロープを両手で持って跳ね上がり,一瞬の無重力状態を利用して体を上昇させる方法です。

アダムオンドラのポンピング動画は こちら (4分20秒を参考)

動画ではポンピングの様子が1回しか映っていませんが,これを数回繰り返すことで最終プロテクションまで移動することが可能です。

このとき,ビレイヤーがグリグリやクリックアップなど,オートロックディバイスを使っていれば,ビレイヤーとクライマーは楽にポンプアップすることが可能です。また,ビレイヤーが完全に宙に浮いた状態を作れたら尚ベストです。

注意点は,平山ユージ氏がポンプアップ時に指をロープに巻き込み,骨折した事例があり,指を巻き込まないように素早く両手を開放しなくてはなりません。

ちなみに,ロープをもってよじ登るのはポンピングではありません。

アダムオンドラのポンピングではない動画はこちら(52秒を参考)

「ポンピング」はクライマーよりもビレイヤーに卓越した技術が求められます。ビレイヤーがキチンと体重をかけていなければ,クライマーは殆ど体を上昇させることができません。

また,ビレイヤーが体重をかけた状態を維持したまま,ロープを引き込む技術は,練習の積み重ねで習得しなくてはならないでしょう。

2017年2月24日金曜日

SIMフリー携帯

2017年2月24日(金)

今まではドコモのスマートフォンを使っていましたが,この度,ドコモの料金に耐えかねて,「ラインモバイル」に変更しました。

ドコモであれば,殆ど使っていなくても月々約8000円かかりますが,「ラインモバイル」の3Gプランでは月々1690円のみです。

ドコモの回線を使っているので,通信エリアはドコモと同じとのことで,MNPで解約するのに悩む必要はありませんでした。


水曜日に注文して,金曜日に携帯到着。対応が早い!

SIMフリーなので海外のSIMにも対応。

ラインモバイルの特徴は,ライン・フェイスブック・インスタントグラム・ツイッターが「通信カウントフリー」で,無料なので使いたい放題。3月までに契約すれば,3か月間通信費が無料で,はじめの3か月は3G増量されます。

今までドコモに払いすぎてた料金が馬鹿らしくて,もっと早くSIMフリー携帯にすればよかったのになあと悔やまれます。それは兎も角,新しい携帯の進化はすごい!!

2017年2月22日水曜日

御在所岳「2ルンゼ」

2017年2月21日(火)

登山をするのは実に2年ぶり。転勤して連休はおろか,休みが殆ど取れなくなり,山から遠ざかっていました。

そして,いまはフリークライミングで5.13Cを登るためにトレーニングの日々で,山とは程遠い生活でした。

復帰戦とのことで,今回は勝手知ったる御在所岳は「2ルンゼ」に行ってきました。


藤内小屋での気温は-6℃。晴れ間が出てきたので,天気に期待ができるのかと思いきや…


藤内壁が近づくにつれ,天候がみるみる悪化。

テスト岩からはトレース無し。最高!

最終的には風速17m(天気予報によると)になり,なかなかの寒さでした。

今回はハードシェルのズボンを家に忘れて,タイのプラナンで履いていた「アディダス」のペラペラジャージズボン。めちゃくちゃ寒い!

過去にこの斜面で滑落による死亡事故がありました。

前尾根を右手に見ながら斜面をトラバースします。昨日,20㎝~30㎝ほど雪が降っていたようで,ふかふかの雪を堪能できました。

このあたりから一層,風が強くなる。

1P目のマイナス滝。あまりにもボロボロで,さすがにシーズンが終わったのを痛感しました。


3P目の奥俣右。奥俣左は氷がもろくなっていて,リードをする気が起きませんでした。

奥俣右ルート。プロテクションは悪い。

駐車場の出発時間が10時と遅かったので,3P目終了時点で15時前になりました。そこで懸垂下降で降りること。


6,7回懸垂下降を繰り返して,前尾根取り付きまで下りることができました。

足元にクレバス状の滝があります。

藤内沢を懸垂下降するとき,最後の滝にはまると危険です。うっかりクライムダウンすると,滝に落ちてしまい,タダでは済まないでしょう。

18時駐車場へ帰還。

アディダスのペラペラジャージで強風に叩かれてかなり寒かったですが,御在所岳は近くて楽しめるいい山だと再認識しました。

2017年2月13日月曜日

日和佐の岩場(4)

2017年2月11日(土),12日(日)

2日間の日程で日和佐の岩場へ行ってきました。

日和佐の岩場と言えばこの猫。器用に登ります。


今回は,憧れのルート「deep impact」5.13Cが狙いです。

Tさん初登のルート「overdose」への気迫のトライ,そして9Aを登るクライマーによる「deep impact」のRPトライを間近で見て,とてもいい刺激を受けました。

最も苦手なルーフのピンチ部分をクリア。

ついにルーフを抜ける所までノーテンでクリアすることができ,あと5,6手で実質的に終わる所まで来ました。

1年計画で登る予定だったのですが,急きょ予定を変更して,2月中にRP,遅くとも3月中には登ります!

何人かの14クライマーに聞いても13後半は間違いないとか,棲龍門と同じくらいとのこと。お買い得でないなら,とても遣り甲斐があります。

アプローチはかなり悪い。

話は変わり,アプローチ途中に大きな岩場があることに気づき,下降してみました。

写真左手にも岩場があります。

大きなテラスがあり180度岩場というスケールです。ただ,傾斜が緩いのが残念…。


今回は相方の要望もあり,徳島県の大住いちご園にも行ってきました。


特大のいちごが1時間食べ放題。30個食べるつもりが20個でギブアップ。思ったより腹に来るようです。


また近いうちに徳島へ戻ってきます!

竹添氏によるプロジェクト「overdose」暫定5.12D

2017年2月12日(日)

徳島県「日和佐の岩場」で新ルート「overdose」が,竹添氏によって初登されました。グレードは暫定5.12Dです。

昨年度の「とくし丸」5.12Dに続き,2本目の新ルートとなります。

このトライの少し前にインフルエンザとノロにかかって,病み上がりの体調不良の中でのクライミングで,「overdose」=「過量服用」の名前の由来とのこと。

ビレイヤーはセルフビレイ必須。

出だしから厳しいルーフクライミングで,2ピン目までプリクリップで登られています。


「ディープインパクト」の終了点右側に2か所,終了点用アンカーが設置されています。

「岩の脆さ」と「クリップの悪さ」があるので,5.13前半を余裕をもってトライできる力が必要かもしれません。

手繰り落ちをするとグラウンドフォール,普通に落ちてもグラウンドフォールの危険があり,ビレイヤーのスキルも必須のルート。

2017年2月9日木曜日

パンプ大阪(1)

2017年2月9日(木)

今年2回目のパンプ大阪です。Yさんからお誘いを受け行ってきました。


平日昼間にもかかわらず,20人以上とそこそこ混みあっていました。


今回は約4時間の滞在で,登ったルートは10本のみ。

5.10B
5.10B
5.11A
5.12A
5.12B
5.11B
5.11B
5.11D
5.12A
5.10B

たぶんお買い得ですが,5.12Bのフラッシュができました。

2週間前からクレアチンを摂取し,三食きちんと食べ,間食をしたため,10日前には体重が64キロを超えていましたが,今は食事制限と有酸素運動で61キロに減量しました。

体重を落としたせいか,体力が落ちたかな。60キロまで減量を頑張ろう…。

2017年2月8日水曜日

クライミングハーネス<整理編>

クライミングハーネスを12個所有しています。買いすぎで反省しています…。折角なので,それぞれの長所・短所などを纏めておきます。

ちなみに私のウェストは72㎝です。購入の際の参考になればと思います。

「220 LT」はパンプ大阪で格安購入可。

まずは,「アークテリクス」。ハーネス発祥のメーカーで,クライマー御用達の誰もが憧れるブランド。

左上から「220 LT size S」,右上「SL340 size XS」,下「I 340A size M」です。

フリークライミングをする場合,私のベストチョイスは「220 LT」です。「SL340」よりもウエストベルトが細くなりますが,クライミングのしやすさ,220gという圧倒的な軽さが魅力です。

「I 340A」はアルパイン用で購入しましたが,サイズが大きすぎて出番がなく…だれか引き取ってくれないかな。

「アルパイン」用ハーネス。

続いて,「ブラックダイヤモンド」

上段は「モーメンタムDS size M & L」,下段左は「アスペクト size M」,下段右は「ゼノス size M」です。

上段のハーネスは初心者の頃に購入したもので,今は引退しています。下段のハーネスはアルパイン用です。

ブラックダイヤモンドのハーネスは,ギアラックが固定されているためギアが遊びにくく,ギアの着脱が容易です。ビレイループが大きいため、厚手のグローブをしていても操作がしやすいのが特徴です。

また,冬山などでトイレをするときに,アイゼンを脱がずにレッグループを外すことができ,ロープ確保したままで用を足すことができます。

私のアルパイン用ベストチョイスは「アスペクト」です。ゼノスに比べてバックルが大きく,厚手のグローブをしていても取り扱いが容易で,アイスクリッパーも装着可能です。

右下のみ「ダイアパー式」ハーネス。

続いて,「マムート」

左上から「Ophir 3 Slide size M」,右上「Togir Slide size M」,左下「Ophir 4 Slide size XS-M」,右下「Zephir Altitude size S」です。

マムートの特徴は,タイインポイントにプラスティックのプロテクターがついており,ロープが傷みにくいように工夫されています。

それだけではなく,ビレイループには,使用期限を過ぎるとレッドラインが出てくるようになっていて,安全配慮の点で,特に初心者にお勧めです。

私の場合,アルパインでの利便性やフリーでの動きやすさを考慮した場合,やや中途半端な感があり,出番がほとんどなくなりました。

ジム専用ハーネスとして使用中。270g。

続いて,「ペツル」の「ヒューロンドス size S」です。クライミングのしやすさ,軽さについては,アークテリクスの「220 LT」に匹敵します。

いかんせん,ウエストベルトがとても狭いため,墜落時に腰の痛みがありました。また,ビレイループはとても小さく,ジムやコンペに特化したハーネスでしょう。

最後に,クライミングハーネスの耐用年数についてです。

ブラックダイヤモンドの説明書より

ブラックダイヤモンドは約3年としています。

マムートの説明書より。

マムートは,「未使用で最大10年」,「1年に2回使用で7年まで」,「ひと月に1回の使用で5年まで」,「ひと月に数回の使用で3年まで」,「毎週使用した場合1年まで」,「日常的に使う場合,1年以下」としています。

ペツルの説明書より

ペツルは製造日から最長10年としています。これはあくまで「最長」であり,マムートと同様,考えている以上に耐用年数は長くはないでしょう。

ハーネスは命を預かる大切なギアですが,とても古いハーネスを履いている方にビレイをしてもらうと,少なからず不安を感じざるを得ません。

コンペのビレイをしていた時の話ですが,予選でトップロープにも拘わらず,墜落の衝撃でタイインポイントが破断した例を間近で見ています。

また,ヨセミテで命を落とした「Todd Skinner」は,ビレイループの破断が原因と聞いています。

このような事故は他人事ではなく,次は自分の番かもしれない。クライミングは仮死スポーツという意識をもって,望みたいと思います。

2017年2月6日月曜日

ベースレイヤー「ユニクロの極暖」

登山と違い,フリークライミングの時は休憩している時間が長いため,寒さ対策には頭を悩ませています。

名前の通ったブランドは高いので,今回はユニクロ「極暖」を購入して,早速ジムで使用してきました。

ヒートテックの1.5倍の暖かさ

この商品の特徴は,発熱機能・吸放湿・消臭面・抗菌作用・ストレッチ性・肌触りが大幅に良くなっているとのこと。


1枚1000円台でしたので,2枚購入しました。ジムでの使用感ですが,とても暖かくて動きやすく,使える1品でした


そういえばロッケストラ甲子園の壁が改良され,カンテがなくなりました。


強傾斜壁の右側にも,新たな壁が設置されていました。

先週金曜日,長屋坂で登った次の日に再度風邪がぶり返し,熱と喘息でダウンし,未だに調子がよくないので,今日は控えめの練習で終了。

マンスリー課題を20個登って,ディープインパクトの動きを3種類ほど練習して,たった2時間の滞在となりました。

2017年2月3日金曜日

備中「長屋坂」(1)

2017年2月3日(金)

日帰りで備中「長屋坂」へ行ってきました。前日まで風邪で引きこもっていて,睡眠時間も2時間しか取れず大変でした。

広島からSさん,Hさんたちが来られたこともあり,疲れや怠さが一気に吹っ飛び,とても楽しい雰囲気になりました。

Sさん。日和佐より遥かに暖かい。

Sさんの「女王様」5.12Bです。上裸でも暑い一日でした。

そしてHさんの「少年ジェット」5.11Dです。気迫トライ。

SさんHさんペア。

私は「ミセスリエコ」5.10A「スプリング」5.11Aでアップしてから,目標の「女王様」5.12Bへ取り付きました。

シュット君のクライミング。

足の使い方が下手すぎるのと,体調が悪いこともあったのか,パンプが超絶早かったです。必死のパッチで2撃…。

最後にクールダウンもかねて「パイナップルクライシス」5.11Bへ。2撃でした。もう二度と登ることはないかな。

2017年2月2日木曜日

クライミング中の飲み物

クライミング中の飲み物は何がいいのか,私はDNSのR.E.D.を愛飲しています。

このドリンクの特徴は,炭水化物とたんぱく質の比率が4:1であるということ。

この比率が筋肉へのダメージを減らし,持久力を向上させるとの報告があります。

1ℓの水に溶かしています。

その根拠となる論文を以下に示します。興味のある方はご一読ください。


<以下,アブストラクトより引用>

<INTRODUCTION>
The purpose of this study was to determine whether endurance cycling performance and postexercise muscle damage were altered when consuming a carbohydrate and protein beverage (CHO+P; 7.3% and 1.8% concentrations) versus a carbohydrate-only (CHO; 7.3%) beverage.

<序説>
この研究の目的は,炭水化物とたんぱく質を上記比率で取った場合,持久的なサイクリングのパフォーマンスと,運動後の筋肉へのダメージを変化させるかどうかを測定することである。

<METHODS>
Fifteen male cyclists (mean (.-)VO(2peak) = 52.6 +/- 10.3 mL x kg x min) rode a cycle ergometer at 75% (.-)VO(2peak) to volitional exhaustion, followed 12 - 15 h later by a second ride to exhaustion at 85% (.-)VO(2peak). Subjects consumed 1.8 mL x kg BW of randomly assigned CHO or CHO+P beverage every 15 min of exercise, and 10 mL x kg BW immediately after exercise.
Beverages were matched for carbohydrate content, resulting in 20% lower total caloric content per administration of CHO beverage. Subjects were blinded to treatment beverage and repeated the same protocol seven to 14 d later with the other beverage.

<手法>
要約すると,15人の男性サイクリストに1度目は75%の強度で自転車を漕がせ,12~15時間後の2度目には,85%の強度で疲労具合をモニターした。被験者は,運動中の15分おきに炭水化物+プロテイン,もしくは炭水化物のみを摂取,運動直後もすぐに摂取した。なお,被験者は飲料の中身については知らされていない。

<RESULTS>
In the first ride (75% (.-)VO(2peak)), subjects rode 29% longer (P < 0.05) when consuming the CHO+P beverage (106.3 +/- 45.2 min) than the CHO beverage (82.3 +/- 32.6 min). In the second ride (85% (.-)VO(2peak)), subjects performed 40% longer when consuming the CHO+P beverage (43.6 +/- 12.5 min) than when consuming the CHO beverage (31.2 +/- 8.7 min).
Peak postexercise plasma CPK levels, indicative of muscle damage, were 83% lower after the CHO+P trial (216.3 +/- 122.0 U x L) than the CHO trial (1318.1 +/- 1935.6 U x L). There were no significant differences in exercising levels of (.-)VO(2), ventilation, heart rate, RPE, blood glucose, or blood lactate between treatments in either trial.

<結果>
1度目の乗車において,炭水化物のみの飲料に比べて,炭水化物+プロテイン飲料を消費したときの方が,被験者は29%も長く自転車を漕いだ。2度目の乗車において,炭水化物のみの飲料に比べて,炭水化物+プロテイン飲料を消費したときの方が40%も長く漕ぐことができた。
運動後の筋肉へのダメージは,炭水化物のみの飲料に比べて,炭水化物+プロテイン飲料を消費したときの方が,83%低下した。1度目,2度目の乗車において,ベンチレーション,心拍数,血糖値,血中乳酸値に顕著な差異は無かった。

<CONCLUSION>
A carbohydrate beverage with additional protein calories produced significant improvements in time to fatigue and reductions in muscle damage in endurance athletes. Further research is necessary to determine whether these effects were the result of higher total caloric content of the CHO+P beverage or due to specific protein-mediated mechanisms.

<結論>
たんぱく質を加えた炭水化物飲料は,持久系アスリートにおいて,疲労するまでの時間改善と筋肉へのダメージ低下を,著しく生じさせる。さらに,この研究はこれらの効果が,高カロリーな炭水化物によるものか、たんぱく質による結果なのか,決定するうえで重要である。


以上です。アブストラトしか読んでいないので詳しいことは分かりませんが,クライミングにも当てはまるかもしれませんし,同様の研究はクライミングにおいても可能でしょう。

被験者の人数が15人とのことで,5%有意水準での検定で有意差が立証されているようですが,1%有意水準での結果に期待したいところです。

2017年2月1日水曜日

クライミングのグレード

言うまでもありませんが,クライミングのルートを開拓すると,必ずその難しさを表すグレードがつきます。

一度決まったグレードが本当に妥当なのか,ということで,「二子山」ではグレードの見直しが検討中です。

辛いエリアのため,グレードの上がるルートが増える一方,中には5.13Aだったルートが,5.12Dとダウンすることもあるとか…。


私はこのグレードの見直しについては大賛成で,例えば「長屋坂」の開拓者のH氏も,「長屋坂」のグレードが合っていないのではと指摘されています。

年数が経つことでホールドが磨かれてツルツルになったり,ホールドが欠損したり,また,いろいろな人の目が入ることでグレードが更新されるなど,私はあってもいいと思っています。

同じことは「日和佐の岩場」についても言えるのではないでしょうか。


日和佐の岩場は甘い,ということをよく聞くので,自分としては歯がゆい気持ちになるので…そこで自分なりの体感グレードを書いてみます。

勿論,体格(身長,リーチ),ムーブ,得手不得手,ラインなどによって変わることがあると思いますので悪しからず…

<ドーム内>
「踊り子」5.10C (現状のまま)
「ラビリンス」5.10D(現状のまま)
「パピヨン」5.11B(現状のまま)
「ラジャラウト」5.11D(現状のまま)

「甌穴群」5.11D → 5.11B
「岬巡り」 5.12B → 5.11C/D
「日和佐丸」5.12D → 5.12A
「MATRIX」5.12D → 5.12D(ムーブによっては12Cか?)
「サウダージ」5.12B/C → 5.12C/D

それ以外の課題については,私は論評できません。

独断と偏見に基づく体感グレードで失礼しました。