2016年8月31日水曜日

クライミングロープの交換時期<マムート>

マムートのシングルロープ「インフィニティ ドライ」を3本所有しています。

ジムでは30mのインフィニティを使用。毛羽立ちが酷いためロープをカットしました。

外皮の中は10本のコアで構成

9.5mmのロープが,まるで10.5mmのように太くなっていました。

写真中央右の赤いラインが交換時期

マムートのインフィニティドライは,交換時期になると上記の赤いラインが出てきます。

マムートは,ハーネスのビレイループにも同様の加工を施しており,経験や勘に頼っていた交換時期に,一石を投じてくれています。

マムートのウェアは耐久性がなく殆ど使いませんが,ギアは流石といったところ。

クライミングシューズのソールのお手入れ

2016年8月30日(火)

バイクやF1のレーシングにおいて,タイヤのフリクションは命。

フリクション性能を向上させるため,タイヤを専用の液体で磨き上げるそうです。

同じことはクライミングシューズにも当てはまるのかもしれません。

そこでこれ。

液体をスポンジに吹き付け,スポンジでこするだけ

ヴィンガというソールクリーナーです。

値段はお高く3900円。セールで2900円で購入しました。

まずは使用前のソール。

ビフォー

そして使用後のソール。

アフター

デモでやってもらった時ほどはきれいにはできず。

しかし,手で触ってみて明らかにフリクション性能が向上しています。

値段が下がればもっと普及するかも。せめて1900円位にしてほしい…。

ところで,今日もパンプ大阪で6時間のトレーニング。

今日は強傾斜のみで追い込み

強いクライマーはノートに登ったルートを書いていますよね。自分も始めようかな…。

<今日登ったルート>
5.12B
5.10C
5.10D
5.9
5.12D
5.11A
5.10C
5.12C
5.12B
5.11C
5.12B
自作のルーフトラバース課題
5.10D
5.12B
5.10D

うーん,15本。まだまだですわ。

2016年8月29日月曜日

パンプ大阪

2016年8月28日(日)

29日からの山梨県での用事が台風の影響で延期となり,神戸に帰ってきました。

早速パンプ大阪で6時間のトレーニング。


日曜日でしたが,それほど混んではいませんでした。

まずは5.12Bのフラッシュトライ。


核心でフォール。ワンテン。ボルダー能力が課題です。

続いて,ボルダーチックな5.12Aへ。RP。


目標の5.13A。国際ルートセッターによる課題。


どうしても2テン入ります。

続いてキャンパスボードのような5.12B。


これもワンテン。

ここで追い込みの2連発。国際ルートセッター木村氏の5.12B。


うーん,2テン。傾斜に弱い。

続けて2本目。5.12A。


最後の核心でフォール。12を2本連続で登れる体力がなくては…

最後にボルダリング。


10級から1級までやって終了。

4級まではフラッシュできるものの,3級から成功率がガクンと下がるのが課題です。

BaseCamp Rock Fes 2016

2016年8月27日(土)

29日から山梨県に行く用事があったこともあり,今回初めてコンペに参加してみました。

開会式。平山ユージさんよりルール説明。

オーラが漂っていました

開会式には大勢参加していました。


一課題目。推定5.12a。

楽勝だと思っていたのにフォール。連続する強傾斜に対応できず。

オレンジ色のホールド

2課題目。推定5.12b。

これも核心でフォール。ルーフでのアンダーホールドが返せず。

黄色のホールド
結果は予選敗退。

これまで週4~5日,6時間の練習にもかかわらず惨敗でした。

その原因は,

(1) 強傾斜でのストレニ系や,ルーフでのアグレシブなムーブへの対応不足

(2) 体調管理(タイでもらった下痢に前日まで苦しむ,下道での運転疲れなど)

(3) 調整失敗(タイから過密スケジュールや,前日のボルダリングでの筋肉痛で当日を迎えた)

など。いろいろ書き並べましたが,結局はまだまだ弱いということ。

現状,ジムでのフラッシュ12a,オンサイト12aでは話にならないということ。

気合を入れなおします。

話は変わり…今年から新たに女子オープンの部が作られ,白石阿島選手が出場されていました。

左腕と肩に筋肉がしっかりついています。

日本の女子選手特有の華奢な体形ではなく,ガッチリしていて,パワフルなクライミングを見せてくれました。

もちろん白石選手が優勝。「賞金は両親にあげたい」とのこと。これからも応援したくなりました。

続いて安間佐千選手。

もちろん優勝

はっきりいって別の世界の人間。強すぎる。

少しでも近づきたい。

<決勝のライブ中継>
https://www.youtube.com/watch?v=yYc0ltLFrY4&feature=youtu.be

2016年8月28日日曜日

東京都「エスフォルタ」でのボルダリング

2016年8月26日(金)

24日朝にタイから帰国して,24日午後はパンプ大阪で6時間のトレーニング。

25日から下道で埼玉県目指して運転し,26日夕方に東京都八王子市の「エスフォルタ」にたどり着きました。


体育館のジムに併設された,こじんまりとしたボルダーウォール。


課題は全部で10数個のみ。利用料金は登録料込みで900円でした。

難易度は10級から1級くらい。

ホールドには油が塗られているのかと思うほどのヌメリ方。しかも表面は平らなプラスティックでフリクションはなし。

チョークが使えず,1級と2級と思われる課題のみ宿題に。

明日がコンペなので調整のつもりが,本気トライになってしましました。

2016年8月25日木曜日

タイ 休暇旅行 まとめ

1週間の旅行から帰ってきました。

次の旅行に生かすため,今回の反省点をまとめておきます。

<飛行機>
今回は往復ともLCCのエアアジアを使用しました。

ドンムアン空港での帰りの乗り継ぎ待ち

☆長所
・値段が安い(今回の旅行は関空~バンコク~クラビで往復推定2万円台)

★短所
・チケットはペラペラの破れそうな紙切れ
・シートが狭く,機内は寒い
・毛布のレンタル料は100バーツ
・食事,ドリンクは当然有料
・映像などのエンターテイメントはなし
・手荷物料金込みで20kgまで,機内手荷物は7kgまで
・バンコクでの乗り継ぎは古いドンムアン空港(国際線制限エリアにプライオリティパスの使えるラウンジはなし)

狭いシート。熟睡するのは至難の業。

以上の点から,少しお金を出してでも,違う飛行機会社のほうがよかったかもしれません。


<飛行場>
ドンムアン空港

・飛行機の発着時間をよく調べること。ラウンジが空いているのか,リムジンバスが出ているのか。

・ドンムアン空港よりスワンナプーム空港の方が快適。24時間営業のラウンジが複数あり。


<ホテル>
今回選択したホテルは有名なグランド系列,5つ星の「センタラグランドビーチリゾート&スパ」。

まさに秘境のリゾート。センタラグランド。

クラビ近辺で泊まれる5つ星と言えば,リッツカールトンかソフィテル,ラヤバディー,そしてセンタラグランドです。

☆ホテルのよかった点
・アオナンとトンサイビーチの中間にあり,プライベートビーチ感覚が楽しめる。
・アクティビティーが充実

ホテルの部屋からの展望

★ホテルの悪かった点
・アプローチが不便すぎ(約20分のトレッキングでアオナンへ)
・船の乗船時間内であるにも関わらず,夜は予定より早く終了
・従業員のおもてなしが微妙
・食事が微妙
・清掃が微妙
・クーラーが送風しかでない
・アメニティーやタオルは,日によって数や内容が変わる

以上の点から,格付けは5つ星ですが,ホスピタリティーは3つ星だと思います。

ちなみに同じグランド系列でも,バンコクの「グランドスクンビット」はよかったです。

クライミングをガッツリするのであれば,やはりライレイかトンサイ泊。

アオナンでも楽しみたいのであれば,船着き場に近いプラナンイン(3つ星)やアオナンヴィラ(4つ星)あたりが良さそうです。特に後者はおすすめです。


<食事>
ナイーブ?な体質なようで,これまで4回のタイ訪問で3回も体調を崩しています。カンボジアやベトナムでも下痢に苦しみました。

ちなみに,おなかを壊さなかったアジア諸国は,中国,韓国,台湾,シンガポールです。

今回は下痢ではなく,食べたものをもどしそうになるなど,胃の調子が悪くなったようでした。

歯磨きの水ですらミネラルウォーターを使うなど,それなりに気を付けていましたが,やはりだめでした。

ホテルの朝食

原因は5つ星ホテルだからと食べた,ホテルの鉄火巻きかサラダ,食事の時に飲んだジュース(氷あり)か。

いずれにせよ,タイのスパイシーな食べ物も原因かもしれません。現地に慣れるまでは,パスタやピザなど洋食でもよかったです。


<時期>
これまでクラビには3回行きました。8月が2回,12月から1月にかけて1回です。

個人的なおすすめは8月です。以下,タイの気候。実は,1月より8月のほうが涼しいです。

http://stworld.jp/feature/TB/krabi/

前回夏のクラビに訪れた時は,2週間の滞在で雨は夕方。短時間のスコール2回のみ。

今回はちょくちょく雨が降っていることもありましたが,すぐに止むうえ,日中は基本的に晴れていました。クライミングへの影響はなかったです。

それ以上にいいのが,値段がとにかく安いこと。物価は冬と夏で異なります。マッサージの料金やトゥクトゥク,ホテル,飛行機の料金など。

人が少ないので買い手市場。のんびりとビーチリゾートが楽しめます。


<異変>
アオナンの街を歩いていて気になったのが,焼失したお店が5件ほどあったこと。今回の旅行中も2件,新たに焼失しました。

アオナンのビーチ沿いメイン通りにて

テロなのか,放火なのか失火なのか分かりませんが,こういったお店が5件ほどあるのは異常ではないでしょうか。

これで今回の旅行のまとめを終わります。最後はCandle Sthick Wall からの美しいライレイビーチの写真。


2016年8月24日水曜日

タイ 休暇旅行(5)

2016年8月22日(月)

旅行6日目。

本当は休暇の予定だったのですが,相方が快くトンサイ行きを了承してくれました。

もちろん,目的は宿題の解決。11時トンサイ着。

まずは「Cawabungalow」 6b でアップ。ジムの10bのような快適さ。好ルートでした。


続いて,宿題の「Rieser Baby」 7a+ へ。結果はマスターでRP。1便目で無事に登れました。

登り終えるとギャラリーから話しかけられました。肩の荷が下りました。

気をよくして,トンサイでの歴史的なマルチピッチルート「Humanality」へ。ターザンという意味があるそうです。

ここで名前の由来。トンサイは「大きな木」,ライレイは「米と海」という意味だそうです。


取り付きへのアプローチ中の写真。取り付きへ向かうピッチも何気に悪い。

ツルツルのスラブ。ビビりました。

このルートの終了点は,3つ以上の支点+ロープによる固定分散+リング二つです。

マルチの装備を持ってきておらず,ムンターヒッチでビレイ。

2ピッチ目(トポ上は1ピッチ目)に到着。


3ピッチ目(トポでは1ピッチ目)にとりつくパートナー。


グレードは決して難しくないですが,最高のルートにこのロケーション!

日本にこんなトラバースとコルネを堪能できるルートがあるでしょうか。


写真中央最上部の巨大コルネ?を右上して,高度を稼ぐルートです。かなりの高度になります。

今回は3ピッチ目まで。懸垂下降で,トンサイベイリゾートまで帰還。15時。

特に,今回はビレイディバイスが一つしかなく,シングルロープ60m1本で苦労を強いられました。

ロープの流れや懸垂下降を考えて,50m2本を推奨です。思い付きでマルチをやると大変です。


小屋の後ろにある壁を登りました。トポにはないルートも開拓されていました。いよいよアオナンへ戻る時間。

トンサイから見る景色。タイワンドウォールまで見渡せます。

最終日にふさわしい景色。アンダマンの美しさに,改めて魅了されてしまいました。

17時にアオナンヴィラホテルのスパへ。


ここのホテルは岩場へのアプローチに最適です。歴史のあるホテルで,過去に一度宿泊しました。

スパのホスピタリティーと技術は,おそらくアオナン随一。


最後にタイ料理で旅行の締めくくり。体調を崩していて,3分の2ほどしか食べられませんでした。

次回のブログでは,今回の旅行の総括をします。

タイ 休暇旅行(4)

8月21日(日)

旅行5日目。

4日目の朝から胃の調子が悪くなり,食事をすると激しい吐き気に襲われます。

相方も同じ症状なので,どこかでもらったようです。体調はかなり悪いです。

そんな中,今日はトンサイでのクライミングです。11時にトンサイ到着。

トンサイベイリゾートから海岸沿いを歩いて,「Dum's Kitchen」エリアへ。

満潮になるとアプローチでビショビショになるので,潮の満ち引きを読む必要があります。

クライマーは一組のみ。

まずは有名な「Ths Lion King」 6c+ へアップで取付きました。体調が悪かったのか,最終ホールドでフォール,2便目でRP,回収しました。

下地が砂浜なのでマット必携。

アンダーホールドが印象的。最後のムーブがにくい。

腰まで浸かる海を必死にトラバースして,トンサイベイリゾートへ引き返しました。

「Ton Sai Bay」エリアには何人かクライマーが取付いていました。


カフェでパイナップルジュースとシーフードピザを注文。美味しかったです。



続いて,「I No Speak English」 6b へ。

1pin目へのクリップが悪い。身長180㎝位はないと下からクリップできないでしょう。

プリクリップしなかったのでクリップなしで核心の下部をこなしました。

トップローブで登る相方。上部はパラダイス。

続いて,世界的に有名なオーバーハングを堪能することに。

まずは「For You & For Me」 6a+ へ。

誰も登っていないようで,スレッドのロープは外皮が破断し,内皮が見えていました。蜘蛛の巣を払いながらのクライミング。

日本では経験できない3Dクライミング。

そして,「Ya Rup Rup」 7b へマスタートライ。体調が悪いのか力が出ず,トップアウトで精一杯でした。

最後に「Rieser Baby」 7a+ へ。3度挑戦するも宿題に。ランジが二回,ヒールフックにデッドポイントと,アグレッシブなクライミングが楽しめる好ルート。上記写真の右側のルートです。

ここには5.10から5.14まで,多彩なルートがそろっています。次に来るときは5.13~14を触りたいです。

写真中央がRieser Baby 7a+

基本的にショートルートばかりなので,ボルダラーがグレードを上げるには最適かもしれません。


2年前に来た時との変更点。カフェとホテルがきれいになっていました。


美しいオープンカフェ。


トンサイベイリゾートホテルはリニューアル中です。


次に来るときはここに泊まりたいです。


冬と夏ではクライマーの数が全然違います。夏は少ない!


やっぱり少ない!


このハング,ほんとにすごい!

アオナンから見る夕日。

18時にライレイビーチからアオナンへ。行きつけのTanta's で夕食。


美味しいのに食べきれず,吐き気で15分ほど動けませんでした。体調が悪い…


夜のアオナンも人が少ないです。人混みが嫌いなので,夏のクラビのほうが好きです。