リードクライミングにおいて,自分の最高グレードやそれを超えた挑戦をすると,最終的にワンテン地獄になるケースがあります。
私が今やっている「ディープインパクト」5.13Cについても同様です。
ワンテン地獄から抜け出すために,今やっていることを書いてみます。
(1) ムーブの改良
今やっているムーブは本当に最善なのか,80の力で行けるところを100の力を出すムーブになっていないかなど検討。同様のムーブをジムで行い,そのムーブへの対応力を磨く。
(2) 持久力トレ
落ちる原因が,前腕がパンプすることなどによる持久力にあるのなら,前腕の持久力を鍛えるトレーニングを行う。具体的にはインドアジムでのリード連続トライ,リード登り返しトライ,ボルダー長物課題(数百手)など。
(3) 体重管理
傾斜の強い課題であれば,体重の受ける影響はとても大きくなるので,できるだけ筋力を落とさず,体脂肪を落とすトレーニング・食事を意識する。食事は高たんぱく・低脂肪を心がける。
(4) ランニング
心拍数が高くなれば高くなるほど,パンプが早くなるので,まずは心臓を鍛えるトレーニングを行う。クライミングはランニングのように一定の心拍数を維持することはできない(核心部ではどうしても心拍数が上がるため)。トレーニングとして,ランニングにおける強度を数分おきに変えて,心拍数をコントロールする練習を行う。
(5) レストポイント
レストポイントをどこに持ってくるのか,リードクライミングの戦略ともいえる。ある程度グレードが上がると,レストの技術は必須。
(6) 装備
当たり前のことですが,その課題に適したシューズになっているのか。例えば,エッジング主体のルートであればターンインの強い堅めの靴。スメアリング主体であればスリッパなど柔らかい靴。傾斜が強ければダウントゥ。トゥフックが核心にあるのであればレースタイプを避けるなど。そして,ハーネスやロープ,服装の選定。
(7) その他
サプリンメント(アンチドーピング機構の検査を受けた)やプロテイン摂取による,パフォーマンスを最大限に引き上げる工夫や,質の良い睡眠の確保など。
あとは,「必ずできる」という強い気持ちが必要だと思っています。アドレナリンを上昇させるのも手でしょう。まだまだやれることはあるはずなので,よかったらアドバイスをいただきたいです。
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