4時起床。朝食はラーメン。めっちゃうまい!
6時出発。朝はのんびりしました。
狭いシングルウォールテント。寒かった。 |
天気はなんと快晴!無風。そして暖かい。雲一つありません。天気予報が外れ,W氏の予想通りに。
槍ヶ岳と穂高岳の稜線が美しい。 |
今日も雪稜ラッセル。睡眠もとれ,ラッセルにも慣れてきたので,楽しくなってきました。
ひたすらラッセル。
途中2尾根?が見えてきました。W氏はこれをやりたいとずっと言っていました。
どう見てもやばい。 |
最高の登山日和。 |
W氏は大木場の辻まで行きたいと言いますが,あまりに遠いので今回はやめました。
大木場の辻左後ろに御岳が。煙を噴いています。 |
10時30分。北尾根のコルから下降開始。W氏は登りも下りも,やまおとこの2倍のスピードです。ついていけない・・・。
雪崩を警戒して離れて歩く。 |
前衛フェース。右側奥のグラスホッパー周辺で,登っているクライマーがいました。このあたりは日当たりが悪く,3月が一番いいそうです。
1ルンゼは繋がっているが不可能。氷がグザグザ。 |
気温がとても高く,あちこちにデブリが。デブリの写真を撮って通過した1分後,かなりでかい雪崩が同じ場所で起こりました。
この1分後,巨大雪崩発生。 |
間一髪でした。W氏とかなり離れて歩いているので,埋まったらおしまいでした。沢筋では警戒していましたが,樹林帯でこんなにでかいのがくるとは,完全に油断していました。
12時下山。稜線から1時間半で駐車場へ。W氏のペースについて行くので必死でした。これでも彼はゆっくり歩いているようでした。
ラッセル有り,未登ルートでのクライミング有り,雪稜有り,登頂有り。過去最高の登山ができました。何よりW氏のモチベーションの高さにいい刺激を貰いました。
<今回W氏から学んだこと>
・例えば冬期左方カンテを登る場合,アプローチでラッセル有りと無しではグレードが違う。トレースを追った登山はエイドクライミングと同じとのこと。自分で道を切り開いて登るのが登山の本質。
・もも~腰ラッセルの時は,スラブのマントル返しと同じ要領でやる。わざわざ切り崩していては時間がかかりすぎる。ストックを使わず手でやるべき。ステミングもラッセルのムーブ。キックステップはもちろんのこと,膝の角度,両足の距離,重心移動など繊細さが求められます。ラッセルもクライミングと同じ。ムーブがたくさんある。Mグレードと同じでRグレードをつけて楽しむのも一興。
・ワカン,テントマット,スコップすべてにいたるまで,しっかりとしたセルフビレイを取る。外付けのサーマレストマットは,壊れないよう袋に入れていました。これが壊れたら,そこで敗退なので,とのこと。
・Wアックス+1スコップというクライミングもあり。カッコイイ登攀なんてそうそう無い。空荷ではムーブが楽しめるのは当たり前。ザックを背負ってのクライミングができてこそ山屋といえる。
帰り道に「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」のうぐいすの湯へ。500円ですばらしい施設でした。浴衣着用の混浴風呂でした。
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